北海道富良野市を舞台にした1981年放送開始の人気テレビドラマ「北の国から」のセットや脚本などを展示する「北の国から資料館」(同市朝日町)が、8月末で閉館することになった。
95年の開館以来、根強いドラマの人気に支えられてきたが、最終編の放送から14年がたち、来館者が減少したうえ老朽化も進んだため運営会社が決断した。
館内には撮影セットや衣装、脚本を手掛けた倉本聰さんの自筆原稿、さだまさしさんによるテーマ曲の原譜、写真パネルなど約500点が並ぶ。
ドラマの登場人物のモデルになった富良野市の会社社長、仲世古(なかせこ)善雄さん(73)が購入したJR富良野駅前の穀物倉庫を利用し、市民有志の実行委が95年に7、8月限定で開館。
その後運営会社が設立され、ドラマ最終編「2002遺言」の放送後の03年6月に通年営業を始めた。
入場者は、通年営業開始後だけで約62万人に上る。
冬には2、3人しか訪れない日もあったが、道内外から足を運ぶ熱烈なファンもおり、展示を続けてきた。
だが年間1000万円程度の維持費がかかり、入館者がピーク時の4分の1程度まで減少。老朽化した施設の修繕に数百万円かかることもあり閉館を決めた。
運営会社の社長を務める仲世古さんは「これほど長く多くの人に愛されたドラマはないのではないか。
規模を縮小してでも、市内のどこかで展示を続けたい」と話している。
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8月末で閉館される「北の国から資料館」=北海道富良野市
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ドラマの資料が数多く並ぶ「北の国から資料館」
http://mainichi.jp/articles/20160514/k00/00m/040/049000c
2016年5月13日 20時02分
95年の開館以来、根強いドラマの人気に支えられてきたが、最終編の放送から14年がたち、来館者が減少したうえ老朽化も進んだため運営会社が決断した。
館内には撮影セットや衣装、脚本を手掛けた倉本聰さんの自筆原稿、さだまさしさんによるテーマ曲の原譜、写真パネルなど約500点が並ぶ。
ドラマの登場人物のモデルになった富良野市の会社社長、仲世古(なかせこ)善雄さん(73)が購入したJR富良野駅前の穀物倉庫を利用し、市民有志の実行委が95年に7、8月限定で開館。
その後運営会社が設立され、ドラマ最終編「2002遺言」の放送後の03年6月に通年営業を始めた。
入場者は、通年営業開始後だけで約62万人に上る。
冬には2、3人しか訪れない日もあったが、道内外から足を運ぶ熱烈なファンもおり、展示を続けてきた。
だが年間1000万円程度の維持費がかかり、入館者がピーク時の4分の1程度まで減少。老朽化した施設の修繕に数百万円かかることもあり閉館を決めた。
運営会社の社長を務める仲世古さんは「これほど長く多くの人に愛されたドラマはないのではないか。
規模を縮小してでも、市内のどこかで展示を続けたい」と話している。
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8月末で閉館される「北の国から資料館」=北海道富良野市
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ドラマの資料が数多く並ぶ「北の国から資料館」
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2016年5月13日 20時02分
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