KEN-YOKOYAMA-1



1 :名無し募集中。。。@\(^o^)/:2015/07/16(木) 03:12:19.97 0.net
「ミュージックステーション」

 7月10日にテレビ朝日のミュージックステーション、通称「Mステ」に出演させてもらった。
全国ネットの地上波の番組に出演するのは初めてだった上に、生演奏もさせてもらった。とてもエキサイティングな出来事だった。

 何故このタイミングで民放に出ようと思ったか…、「今やらないと時間がない」と思ったのだ。
気がつけば自分は45歳、「I Won’t Turn Off My Radio」の歌詞にもある通り、すっかり古ぼけてきた。

 幸いなことに Ken Band は日本中どこでライブをやってもたくさんの方々が観に来てくれるし、バンドとしてはとても恵まれていると思う。
日本で最も上手く回っているバンドの中の一つだと思う。しかしそれだけじゃちょっと物足りなくなったのだろう。
求めてくれる人の前でだけ演奏するのも良い。本当言うと Ken Band はそれで充分なのだ。

 でも「ロックそのものが小さくなってる」ことに、ある種の責任みたいなものを感じ始めた。
もしかしたら自分がそれを再び大きくできるんじゃないか?できなかったとしても、するための行動はすべきなんじゃないか?
それが自分にとってもやり甲斐があることであり、なおかつ役割なんじゃないだろうか?と考え始めた。

 オレは…オレはというよりも Hi-Standard は「メディア嫌い」として知られていた。
ハイスタは音楽誌のインタビューにすら、まともに答えないバンドだった。
なぜだかいつも話がまとまらなかった。
それにメディアの露出がなくともアルバムは100万枚売れて、Air Jam も主催できて…つまり、さほどメディアを必要としていないバンドだった。

 自分達が若くて尖ってたせいもある。
パンクバンドにとってメディアへの露出はセルアウトに繋がる。
勝ちたい、でもその勝ち方にもこだわったハイスタは、なるべくメディアの力を借りずにやっていきたかった。
そして実際にそれができていた。

 そしてテレビという側面で語るなら、オレ個人の中には若い頃に見て体験した、バンドブーム後の「冬の時代」が「負の要素」として強く残っていた。
ライブハウスで人気を博した、カッコ良かったはずのバンド達が、メジャーデビューするとなぜかそれまでと違った服装をして、ぎこちない様子でテレビに出る。
揃いも揃ってカッコ悪かった。たぶんそういったバンド達が「どこを見てたか」が根本的な問題だったのだろうけども、若かったオレの目には「これってただ有名になりたいだけなんじゃないの?」と映ったもんだ。
オレだってそりゃ有名にはなりたかった。
でもあんなにカッコ悪かったら有名にもなれないだろう、そういった思考になった。
そしてその思考は凝り固まっていった。

2 :名無し募集中。。。@\(^o^)/:2015/07/16(木) 03:13:14.91 0.net
 Ken Band を始動させると、オレは積極的に音楽誌やケーブルテレビに出るようになった。
それはとても楽しくやれていた。そうなると民放に出ることだって当然考えるわけだが…やはりカッコよく、というか自分らしく出る自信がなかったのだろう、いつも「ナシだね」で終わっていた。
結局、以前に比べて露出はするようになったものの、基本的にはハイスタのスタンスを踏襲する形になっていった。

 とは言うものの、「ナシだね」とか偉そうに自分目線で言ってはいるが、実際はテレビ番組からのオファーは、待っていても来るわけない。
毎週自社のアーチストを出すために、レコード会社もマネージメント会社も限られた枠を必死で奪い合っているわけだから、待っていればオファーが来るなんてことは起こり得ない。

 改めて…今回は自分の胸に期するものがあった。
 ここはカッコつけて言うが、オレ自身や Ken Band はこの際どうでも良い。
ただアイドル、アニメ主題歌が全盛のいまの時代、子ども達はロックンロール/パンクロックの存在など知らないだろう。
なにしろわかりやすいキッカケがないのだから。大人達も忘れてしまっているだろう。
かつてハイスタに熱狂した世代も、年を重ねるにつれて仕事が忙しくなったり、家庭を持ったり、子どもの世話に追われたり…きっとロックンロールどころではなくなった人も多いはずだ。
 子ども達には「こんなラフな音楽あるんだよ、ロックンロールっていうんだよ」っていうのを見せたかったし
、大人達には「ほら、かつて君達が熱狂したあれ、まだ死んでねぇぞ」っていうのを届けたくなった。

 アイドル、アニメ、ジャニーズ、Exile…なぜロックが彼らに負けているか、単純に分かりやすいアイコンが、分かりやすい出方をしてないのだ。
これでは若者や子ども達が「ロックで夢を見る」ことなどできるわけない。「あの人みたいになりたい!」って思うアイコンがお茶の間にはいないのだから。
その点アイドルやシンガー達には、力強い露出をし、子ども達の憧れの対象になっている人がいっぱいいる。そちらを目指すようになることに、なんの不思議もない。
 オレが「ロックは負けてねぇ。なめるな!」とか家で一人で思ったところで、そこに対しての行動で効果的なことは自分では何も出来てはいない。
例えばライブで毎週、何万人もの人を前に演奏することだってある。数字を考えたら凄いことだ。
しかしライブはほとんどの場合が「自分が観たくて行く」ものだろう。
その人たちの前で演奏することが一番大事だと信じてやってきたが、そこにお茶の間の人達を誘うことはしていなかったのだ。


以下、全文を読む



4 :
ごもっとも

13 :
泣いた

15 :
アイドルやEXILEに関してちゃんと相手を認めてるんだな
あんなのは音楽じゃないとかみすぼらしい負け惜しみを言わないのはかっこいい


118 :
ライブハウスではかっこよかったのにメジャーになって服装も変わって
テレビに出てカッコ悪い姿を晒してたバンド達って具体的にはどの辺のことなのか




16 :
「売れてる人は基本みんないい人」って菊地成孔も言ってた

17 :
漢だな

6 :
それでは歌っていただきましょう
タイガー&ドラゴン!


19 :
KEN BANDの横山健とクレイジーケンバンドの横山剣は別人なことにこのスレのおかげで気づけたぜ
クリスマスなんて大嫌いなんちゃってはクレイジーケンバンドのほうか


24 :
>>19
俺も>>6だと思って見てたら違う人なのねw
紛らわしい名前だなぁ


20 :
奥田民生とかじゃだめなのか
この人が忌み嫌ってるバンドブームの申し子みたいな人だからだめか


21 :
素直な気持ちでいいと思う

36 :
大槻ケンヂはバンドブームは異常だった
それ以前はバンドで生活できるなんて考えてるやつはいなかったし
今は正常だとか言ってたよ

90 :
バンドが壊滅的な状況なんだな
極一部だけだよほんと

40 :
テレビに出るのはダサいという風潮を作った奴がロックを殺したようなもん
同じ理由でヒップホップも死んだ


65 :
TVにも出てきちんと売れて動員もあるバンドて今サザンくらい?

72 :
>>65
B'zやな

73 :
>>65
セカオワ

66 :
過去にロックバンドやってたのに挫折してアイドルやってるさや姉の心中察するわ

71 :
>>66
Whiteberryにならなくて良かったw しくじり先生面白かったけど

75 :
>>71
いや今後そうなる可能性もあるよ

77 :
>>66
普通はあんな中学生レベルでバンドやってたとか恥ずかしくて言えない

88 :
>>77
中学生くらいの時にバンドやってたんだからそんなもんだろ

84 :
難波さんはチャットモンチーに加入してなかった?w

87 :
>>84
めちゃくちゃになってんぞ



引用:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1436983939/






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