1: 砂漠のマスカレード ★ 2019/05/28(火) 07:35:41.76 ID:3cjR2QJ09
テレビで見たアイドルたちは、グループを卒業後、どんな人生を送っているのか。
『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』(宝島社)には、元アイドル8人の「その後」が描かれています。
著者の大木亜希子さんも元アイドル。でも、書かれているのは「芸能界の裏側」ではありません。
やりたかったことと、やらなきゃいけないことの折り合い。セカンドキャリアへの備え。正社員でも一生安定ではない時代。
アイドルという十字架に向き合いながら、新しい道を歩む姿から「人生の調達法」について考えます。
ずっとついてくる「元アイドル」という肩書
本に登場する8人は、ラジオ局社員、アパレル販売員、保育士など様々です。全員がAKB48グループのメンバーでした。
8人は、書類審査も含めれば時に1万人以上から選ばれるオーディションを勝ち抜いた後も、芸能界の過酷な競争の中に身を置き、常に他のメンバーと比べられる日々を過ごしています。
握手会に並んでくれるファンの人数を気にして、どんなに疲れていてもツイッターやブログの投稿を続け「いいね」の数を競い合うような生活でした。
そんな彼女たちも、学校との両立、健康、もともと抱いていた夢、様々な理由からグループを卒業していきます。
ステージから離れた「その後の人生」が知られることあまりありません。一方、元アイドルという肩書は、ずっとついてきます。著者の大木さんもその一人でした。
いい時も悪い時もブレずに受け止める
大木さんは、SDN48時代、西武ドームで何万人ものファンを前に公演していました。
グループ卒業後は地下アイドルとして活動しますが、観客は数人という現実。「その衝撃は大きかった」と振り返ります。
テレビ番組への出演など「濃厚な体験」をしていた過去を抱えながら、別の世界に軸足を移す。
いったい、どう折り合いをつけたのか。大木さんは「芸能という世界で一度、真剣に勝負したからこそ、次の選択肢が生まれたのだと思います」と語ります。
保育士の藤本美月さん(元SKE48)は、2012年のNHK紅白歌合戦で「バック転」を成功させ人気に火がつきました。
研究生から正規メンバーへの昇格も決定。順調なキャリアを歩んでいましたが、「アイドルのその先の夢」がないことに気づきます。そして、デビューから2年で卒業を決断しました。
いい時も悪い時も、目の前で起きていることをブレずに受け止める。自分が進むべき道筋を主体的に考えることは、アイドルに限らず多くの人が大事にするべき姿勢だと言えます。
勝てないルールにしがみかない
本の冒頭、大木さんは2011年のNHK紅白歌合戦のステージで緊張のあまり歌詞が「飛んだ」ことを明かします。
しかし、それに気づく人はいませんでした。なぜなら、マイクを持たない「口ずさみ要員」だったから。
ステージが終わると業務用エレベーターで「撤収」し、電車で埼玉の実家に帰宅。自分が出ていた紅白歌合戦の続きを見て年を越しました。
アイドルのグループ内ではセンターに起用される人、後方を任される人、それぞれの役割が決まっていく現実があります。
自分が「主役」ではないことを悟る時、その事実を受け止められることができるかが問われます。
http://news.livedoor.com/article/detail/16527166/
2019年5月28日 7時0分 withnews
『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』(宝島社)には、元アイドル8人の「その後」が描かれています。
著者の大木亜希子さんも元アイドル。でも、書かれているのは「芸能界の裏側」ではありません。
やりたかったことと、やらなきゃいけないことの折り合い。セカンドキャリアへの備え。正社員でも一生安定ではない時代。
アイドルという十字架に向き合いながら、新しい道を歩む姿から「人生の調達法」について考えます。
ずっとついてくる「元アイドル」という肩書
本に登場する8人は、ラジオ局社員、アパレル販売員、保育士など様々です。全員がAKB48グループのメンバーでした。
8人は、書類審査も含めれば時に1万人以上から選ばれるオーディションを勝ち抜いた後も、芸能界の過酷な競争の中に身を置き、常に他のメンバーと比べられる日々を過ごしています。
握手会に並んでくれるファンの人数を気にして、どんなに疲れていてもツイッターやブログの投稿を続け「いいね」の数を競い合うような生活でした。
そんな彼女たちも、学校との両立、健康、もともと抱いていた夢、様々な理由からグループを卒業していきます。
ステージから離れた「その後の人生」が知られることあまりありません。一方、元アイドルという肩書は、ずっとついてきます。著者の大木さんもその一人でした。
いい時も悪い時もブレずに受け止める
大木さんは、SDN48時代、西武ドームで何万人ものファンを前に公演していました。
グループ卒業後は地下アイドルとして活動しますが、観客は数人という現実。「その衝撃は大きかった」と振り返ります。
テレビ番組への出演など「濃厚な体験」をしていた過去を抱えながら、別の世界に軸足を移す。
いったい、どう折り合いをつけたのか。大木さんは「芸能という世界で一度、真剣に勝負したからこそ、次の選択肢が生まれたのだと思います」と語ります。
保育士の藤本美月さん(元SKE48)は、2012年のNHK紅白歌合戦で「バック転」を成功させ人気に火がつきました。
研究生から正規メンバーへの昇格も決定。順調なキャリアを歩んでいましたが、「アイドルのその先の夢」がないことに気づきます。そして、デビューから2年で卒業を決断しました。
いい時も悪い時も、目の前で起きていることをブレずに受け止める。自分が進むべき道筋を主体的に考えることは、アイドルに限らず多くの人が大事にするべき姿勢だと言えます。
勝てないルールにしがみかない
本の冒頭、大木さんは2011年のNHK紅白歌合戦のステージで緊張のあまり歌詞が「飛んだ」ことを明かします。
しかし、それに気づく人はいませんでした。なぜなら、マイクを持たない「口ずさみ要員」だったから。
ステージが終わると業務用エレベーターで「撤収」し、電車で埼玉の実家に帰宅。自分が出ていた紅白歌合戦の続きを見て年を越しました。
アイドルのグループ内ではセンターに起用される人、後方を任される人、それぞれの役割が決まっていく現実があります。
自分が「主役」ではないことを悟る時、その事実を受け止められることができるかが問われます。
http://news.livedoor.com/article/detail/16527166/
2019年5月28日 7時0分 withnews
【アイドルやめた元AKBのその後。保育士・バーテンダー。競争の果てに見つけた”人生の調達法” 】の続きを読む